SDGsへの取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み概要

JA新潟厚生連はSDGsの達成に向けた事業活動を推進しています

JA新潟厚生連の重要な役割は、医療事業者として地域の皆さまの健康で心豊かな暮らしを支えること。そのためには、ただ拡大発展していくのではなく「永続的に続く」ことを目的とした組織運営が必要です。その仕組みづくりの指標となるのが「持続可能な開発目標(SDGs)」です。

JA新潟厚生連は17個の目標のうち、15個の目標に取り組んでいます。

未来につなげたい「持続可能な医療体制」

私たちの社会は医療の進歩と高齢化などによる需要増にともなって、医療費が増加しています。しかし今後は、少子高齢化が進み、社会構造が変化していく中において、必要な医療を提供できる体制を持続していくことが課題になっています。「質の高い医療提供と継続」を実現するための指標として、私たちはこのSDGsを活用し、普段の業務の中から課題の改善に取り組んでいきます。

JA新潟厚生連の重点課題とSDGs

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

人々の健康を確保するのは病院の基本的な使命ですが、誰もが適切な医療を受けられるかという問いには多くの課題があります。例えば自ら医療にアクセスすることが困難な人に適切な支援を届けるためのアウトリーチ事業。へき地や農村部・中山間部への継続的な医療提供。安心して子どもを産み育てるための周産期医療センターとの連携。救急患者受け入れ体制の強化。どこに住んでいても、どんな状況でも、その人にとって適切な医療が受けられるようにするという願いは、JA新潟厚生連の原点です。

質の高い教育をみんなに

すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

JA新潟厚生連は2つの看護専門学校を運営。長岡と佐渡で長年、地域医療の担い手となる人材を育成しています。また、看護師のみならず薬剤師への奨学金制度を整備し、意欲と能力のある人に、経済的なサポートを行っています。他にもインターンシップや実習の受け入れなどで、医療従事者を志す学生を広くサポート。就業後の職員についても、研修システムを整え、認定資格の取得を推進するなど、キャリアとスキル向上を全面的にバックアップしています。

働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

医師や看護師といった医療従事者のみならず、病院に関わる全ての人が働きやすく、やりがいと使命感を持って働ける職場づくりは、持続可能で豊かな医療を提供するために欠かせません。ITの積極的導入などによって業務効率を改善し、労働生産性の向上を図っています。ワークライフバランスの推進、院内保育園の設置や研修体制を充実させ、長く働き続けられる環境を整備しています。

住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

全ての人が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最後まで続けることができるように。JA新潟厚生連は新潟県の策定した「地域医療構想」の実現に向けた連携・協力を進めています。また、病院と地域間の定期バスの運行、へき地医療拠点病院の運営など、どこに住んでいても適切な医療へアクセスが可能になるよう取り組んでいます。また、災害時も迅速に対応するため、災害拠点病院を中心とした災害時医療支援を行っています。