季節の病気

帯状疱疹

帯状疱疹は過去に水ぼうそう(水痘)に罹った人が、治った後も体内に潜んでいるウイルスが原因で発症します。湿疹が体の片側に出る場合がほとんどですが、まれに全身に出る場合もあります。

発症時期

50歳頃から増加し、80歳までに3人に1人は発症する病気で、病後やストレス・疲労などの要因も発症に関係しますが、季節の変わり目は環境の変化により体への負荷が大きくなり抵抗力が低下して発症しやすいと言われています。
また、2014年に水痘ワクチン定期接種が開始されて小児の水痘発生は減少しましたが、帯状疱疹は20~40歳代の年間発症率が上昇しており、周囲の大人がウイルスに接触する機会が減ったことで、免疫反応が低下したことが上昇の原因ではないかと推測されています。

予防方法

疲労やストレスをためないように栄養や休息など、規則正しい生活をすることが大切です。また50歳以上の方は、自己負担となりますがワクチン接種が受けられます。
効果は接種後10~15年位とみられています。ワクチンには種類や適応があり、実施していない場合もありますので、医療機関へお問い合わせください。

その他注意すべきこと

原因不明な湿疹や、チクチク・ピリピリする痛みがある場合は皮膚科を受診してください。おおむね1週間の内服と塗り薬で治療しますが、治った後も痛みが長期間持続する『帯状疱疹後神経痛』を発症することもあります。医師の指示を守り、きちんと治療を受けましょう。

小千谷総合病院
感染管理認定看護師
廣井 瑞江

掲載日:2020年11月07日