季節の病気

インフルエンザ

インフルエンザは一年を通して最も冬に流行する病気です。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つの型があり、C型は5歳以下の小児に多く、一年を通して感染します。流行的な広がりを見せるのがA型とB型です。冬に流行するからと言って冬になってから対策をとるのでは遅く、日頃からの感染対策が大切です。

症状はどんなものがありますか?

インフルエンザウイルスに感染してから1~3日間ほどの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの症状が現れ、続いて咳、鼻汁などの症状が現れます。症状は1週間ほどで良くなるのが一般的です。まれに高齢者、幼児においては二次的な感染症、インフルエンザ脳症など重症化する場合もありますので注意が必要です。

治療はどのようなものがありますか?

主に内服薬、吸入薬などになります。治療は発病後2日以内に開始することで症状を軽くし、発症期間の短縮も期待できるといわれています。近年では1回服用すればよい薬もあります。また症状が改善したからといって薬を止めてしまうと、まだ生き残っているウイルスが耐性化することがあるので、薬は処方された日数を守り、最後まで内服することが大切です。

予防方法はありますか?

インフルエンザウイルスは飛沫感染です。咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことで感染しますのでマスクの着用が大切です。また、環境にもウイルスは数時間生きています。アルコール手指消毒剤での手指消毒や手洗いも大切です。その他に予防接種も効果があります。10月頃より接種が始まります。接種後2~3週間後に効果が現れ4~5ヶ月持続します。予防接種を受けて自分自身と周囲の方をインフルエンザから守りましょう。

人はインフルエンザウイルスA型にもB型にもかかります。A型のウイルスは変化していくので一度かかってもまたかかることがあります。そのため、インフルエンザにかからないよう予防していくこと、かかっても広めないことが大切です。普段から健康管理をして十分に栄養と睡眠を取って抵抗力を高めておくこと、人が多く集まる場所から帰ってきたときには手洗いをすることが大切です。また、他の人に広めないために咳エチケットを行うことも大切です。もし症状がある場合には、感染を広げないためにも早めに医療機関を受診しましょう。

あがの市民病院
感染管理認定看護師
菊地 志保子

掲載日:2019年10月20日