季節の病気

カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)

日本国内ではスギ花粉症の方が圧倒的に有名ですが、世界的にみると雑草の花粉による花粉症の患者さんの方が多かったりします。日本国内でも4月下旬から6、7月頃まではイネ科の雑草(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ)による花粉症の患者さんが増加します。

初期症状

症状はスギ花粉症と同じように「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」を訴える方が多く、「目のかゆみや咳」などの症状を訴える方もいます。

治療方法

花粉症は、花粉が原因となるアレルギー性鼻炎ですので、治療にはアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬などの内服薬、ステロイド点鼻薬などを使用します。これらの薬は症状がある時のみ使用するのではなく、原因となる花粉が飛んでいる時期には毎日定期的に使用していただく事で十分な効果を発揮します。

予防方法

薬での治療も重要ですが、予防として「できるだけ花粉を直接粘膜に触れさせないようスギ花粉症と同様にマスクやゴーグルを使用する。」、「外から家に入る際、玄関などで服についた花粉を落とすように心がける。」、「家に帰ったら、まず手洗いうがいを行う。」などの対応も大切です。また、カモガヤなどはスギなどの木とは異なり雑草ですので、自宅の庭などで見かけた場合には花が咲く前に刈り取ってしまう事でも予防になります。実際には、自宅だけでなく野原に行けば大量に生えていますので、刈り取ることでの予防は難しいのですが、多少なりとも花粉の曝露を減らすという事も大切です。

その他注意すべきこと

秋にはブタクサなどをはじめとしたキク科の雑草による花粉症もあります。初夏や秋でも晴れた日に外に出た後、「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」などの症状が出てお困りの際には、お近くの耳鼻咽喉科を受診してみてください。

小千谷総合病院
診療科部長
吉﨑 直人

掲載日:2022年03月18日